インタビュー

interview19 タイでローカルスタッフ雇用しサロンを経営するネイリスト

タイ・バンコクでネイルサロンを経営されているネイリスト瀧本梓さんにお話を伺いました。

タイへの旅好きが高じて移住することになり、今ではローカルスタッフを雇用するオーナーネイリストに。

経緯やサロンの状況について伺いました。


▼ネイリストを目指されたきっかけを教えて下さい。

10代の頃からダンスを続けていましたが怪我をした時に気分転換に自分の爪にネイルをしてみた事がきっかけです。

ネイルの資格がある事を知り、軽い気持ちでスクールに行き、その後すぐにネイルサロンで働きました。

2年ほど大阪のサロンで働いた後、自由な時間を作りたくて自宅サロンを始めました。


▼タイに渡られたきっかけを教えて下さい。

初めてタイに行ったのは中学生の時の家族旅行で、とにかく人が優しいということが印象に残っていました。

自宅サロンを初めて自由に旅行ができるようになり、タイで現地に友達もできて、一人でも頻繁に行くようになりました。

多い時は3ヶ月に1回ペースで小さいカバンひとつでフットワーク軽く、タイに行っていました。

何度も行っているうちに。「住めるんじゃないかな?」と思い立ち、自宅サロンもダンスも辞め、タイに飛び立つことにしました。

留学経験もなく、英語も話せないのですが、勢いで決めた移住でした。

何も調べず渡航したので、入国は観光ビザで入り、タイ国内の色々な場所を時間をかけて旅をしていました。

3ヶ月が過ぎようとした時に、「滞在ビザがないとタイにいれないよ。」と言われ、ここで初めて滞在ビザをいうものを知り、急遽そのまま居酒屋で働くことになりました。

※タイビザについて

ノービザ(観光ビザ)は原則30日間。その後国内・国外で労働許可証を持って働くためのビザ(ノンイミグラントBビザ等)に切り替える。


▼タイに移住されてからはどうされましたか?

居酒屋で働きつつも、タイでネイルの仕事をやりたかったので昨年8月に自分のサロンをオープンさせました。

外国人だけでの経営は難しいのでタイ人のパートナーと経営しています。

現在ローカルスタッフ4名と私の計5名でお店を運営しています。

日本人が多くすむエリアの駅近サロンなので、多くの在住日本人や欧米人の方が来て下さっています。


▼サロンワークはいかがですか?

指名予約や忙しい時は私も施術に入ります。

タイ語は流暢には話せませんが、日本人の技術の高さはタイでも認められていて、日本人に施術をしてもらいたい、というリクエストは多いです。

タイのネイルサロン平均はワンカラーで¥500程。

私のサロンはワンカラー¥1,700なのでローカルからすると高い水準です。

集客はInstagramからがほとんどで日系サロンという事もあり、6割ほどは在住日本人のお客様です。

日本人が読む情報誌にもオープン当初は掲載していました。

ローカルスタッフのデザインは、ストーンを置く位置やデザイン感覚が想定外なことが多く、文化の違いを感じています。


▼サロンオーナーとしての日々はいかがですか?

スタッフとのコミュニケーションはタイ語です。

語学は元々得意ではなく、タイ語も間違えていたりめちゃくちゃな言葉を使っていますが、優しく理解してくれようとしてくれます。

話したい!という気持ちと気の強いタイ人に負けない気持ちを持って日々過ごしているとなんとか習得できるようになりました。

日本で当たり前だと思っていた常識が通じないので大変な事も多いですが、私は好きで住んでいるので、理解していかないとと思っています。

タイの生活は毎日楽しく、ゆるい感じもありつつ、根本的にまじめできちんとしている気質が好きであっているなと思います。


瀧本梓(Azusa Takimoto)

瀧本さんのお店 natunche

instagram

http://instagram.com/natunche___nailbkk


【インタビュアーより】

とても明るく気さくな方でした。サロンオーナーとしてスタッフ5名のマネジメントも管理されていとても真面目なお人柄が伝わりました。

これからのお店の発展も楽しみです!


interviewer

久賀田有紀 Yuki Kugata
一般社団法人 海外ネイル協会 代表理事・ネイルサロンオーナー
教員在職中にネイルスクールに通い2009年ネイリストに転職。
2015年より1年間パリにてネイリストとして活動


 

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