インタビュー

interview8 カンボジアでフリーランスで働くネイリスト

カンボジアの首都プノンペンで6年間ネイリストとして活動する青木ひのきさんにお会いしました。
カンボジアに渡った経緯から現在育児をしながら過ごす毎日についても話を伺いました。


▼カンボジアにネイリストとして渡った経緯を教えてください。
20代中盤まで日本で会社員として働いていました。
バックパッカーでインドに旅に行った際に、「次やる仕事は好きな事をしたい。」と考え、
私は絵を描く事、美容、海外が好きだ!と、いつか海外でネイリストとして仕事ができればいいなと思ったことがネイリストを目指したきっかけです。

その後ネイルスクールに通い、東京で2年程働きネイリスト検定1級も取得しました。

日本でのネイル技術も身につけて、1級も取得できたので海外にいきたいな、と東南アジアでの勤務に目を向けました。
インドやフィリピンのネイルサロン面談も受けましたがピンとこなくて友人からカンボジアでの美容サロン出店メンバー募集のご縁を頂き、2014年7月に渡航しました。
美容室・ネイルサロン・エステサロン3社の合同サロンで私はネイルサロン店長として行きました。


▼サロンワークはいかがでしたか?
サロンがクローズする2016年まで約2年間店長として働いていました。
基本的にスタッフは私と現地ネイリストの2人体制。
現地スタッフは日本語と英語が話せたのでコミュニケーションには困りませんでした。
自分の語学力でお客様にもできる範囲で対応していましたが、現地スタッフが通訳もしてくれて助かっていました。
料金体制は私と現地スタッフで分けていました。


▼サロン閉店後はどのような活動をされていますか?
サロン閉店後は顧客様中心にお宅に伺う「出張ネイル」をスタートさせました。
カンボジアはまだまだ交通インフラが整っていないので、バックパッカーみたいに荷物を背負って、お客様宅に行っています。
集客はFacebookページ、ほぼご紹介で対応しています。
お客様の8割は在住日本人で、あとは中国人、韓国人、台湾人が多いです。
出産、子育てがあり少しお休みしていましたが今年(2020年)1月より再開しました!
ネイルデザインは日本からのネイル雑誌を数冊持参したりネット画像を見てお客様と一緒に決めています。


▼スキル向上や情報収集はどのようにされていますか?
カンボジアに来てからずっと一人でサロンワークをこなしていたのでネイリストとしてのスキルの不安はありました。
勉強をしたい欲はすごくあるので、Instagramやネットから日本の情報収取は今もしています。
日本帰国時に技術セミナーに参加したいなとは毎回思いますが、材料持参が必須な講座が多く断念しています・・。
商材も帰国した際に必ず仕入れています。
自分が納得したものを自信もってお客様に提供したいので、商材は全て日本仕入れです。


▼カンボジアでの生活はいかがですか?
私は家庭をここでもったのでプノンペンにいますが、正直これからはどこの国でもいいかな、とは感じています。
子育て環境的には日本の状況を聞くとカンボジアの方が優しいのかな、と感じます。
労働ビザも更新しやすいですし、滞在するにはハードルが低い国だと思いますよ。


とっても明るくて可愛い方でした。サロンがクローズしても産休でブランクがあってもお客様から支持されいているのも納得!なネイリストさんでした。

ご家庭とお仕事とのバランスを取りながらの活躍が楽しみなネイリストさんです。

青木さんのFacebookページ

https://www.facebook.com/mnshino/


interviewer 久賀田有紀 Yuki Kugata
一般社団法人 海外ネイル協会 代表理事・maninailオーナー
教員在職中にネイルスクールに通い2009年ネイリストに転職。
2015年より1年間パリにてネイリストとして活動。

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